SPECIAL INTERVIEWS

代表取締役 社長
豊澤 一晃

私が生まれた地域は「鋼橋塗装発祥の地」と言われ、鉄塔・橋梁の塗装工が非常に多く栄えたところでした。東京タワーの塗装を手掛けたのもこの地域の方々なのです。

「業界の枠にとらわれない発想」

2003年に入社して以降、このまま塗装防水工事業を行うだけでは他社との差別化が難しく、将来の規模拡大が見込めないと危機感を抱きました。新しい事業を生み出そうと、顧客の困りごとを聞いていくと、老朽化した工場屋根に、従来技術である重い金属屋根をそのまま屋根の上にかぶせるカバー工法ではなく、安く、軽く、同様なクオリティーを出せないかという声が上がり、新たな工法の開発を始めました。

もともとデザイン出身ということもあり、既存の枠には全くとらわれていませんでした。結果、2006年にオンリーワン工法、特殊樹脂を屋根に三層構造の吹き付けを行い、防水・断熱・補強を行うSOSEI工法の開発に成功しました。顧客からの確かなニーズを感じ、2年で事業化に成功。今ではトヨコーのメイン事業になっています。

「CoolLaser®の開発」

一つの事業を伸ばし続けることも重要ですが、新たな事業を生み出すことにさらなる魅力を感じておりました。これは前職で携わってきたデザインの分野の影響だと思います。また事業の安定化を図るために、我々の技術をもって、社会インフラのメンテナンスに参画できないか?と考えるようになりました。

この背景には、鉄塔や橋梁など、社会インフラの構造物が老朽化を迎えはじめていたことがあります。静岡県の中でも浜松市は光技術が盛んなところでして、光産業創成大学院大学に私が所属した経緯もあって、そこで技術の基礎を学び、CoolLaser®の開発に着手しました。開発の過程で、レーザーが盛んなドイツに何度か足を運びました。

そんな中で、レーザークリーニングという技術はあったものの、ハイパワーのレーザーを屋外に出し、錆取りに使うことをビジネスモデル化した例は、世界を探してもほとんど無いということに気が付きました。塗り物の業界でもレーザーの業界でも、橋梁などの錆び取りのため、レーザー発振器を導入するという考え自体が無かったのです。レーザーは光学精密機器であり、レンズなどの汚れや振動、温度・湿度の管理などがシビアになるため、屋外で使う発想が生まれなかったのだと思います。

そこで10年前から装置を開発し始め、2018年10月に事業化に成功しました。有難いことに、2,000社以上の企業からお問合わせを頂いております。

「工事現場を変えたい、3K業界を3C(Cool,Clean,Creative)に!」

3K離れで、担い手不足がある一方で、インフラメンテナンスの市場は増え続けています。こういうことを言うと現場の人に本当に申し訳ないですが、いま工事現場に行くと、作業する人がみなさんお年寄り、という状況を目にします。

若い人がなかなか現場に入ってきてくれない日本の構造を見ると、正直、将来が不安になります。そのために、若い人が働きたいと思う環境を創るべく、作業着もオシャレで利便性の高いものを創り、レーザーは現場仕事に興味がない人でも、私も使ってみたい!なんかかっこいい!と思ってもらうように設計しました。

男性でも女性でも、ワクワクして、工事の現場にちょっと入ってみようかなと思える、そういう空気感が生まれれば、日本のインフラの状況もものすごく変わると思っています。社会インフラが崩壊し始めたら国力が落ちて日本がダメになってしまいますから、小さな会社ですが、視野を広く持って、真剣に取り組んでいます。

「自分たちの力で将来を創造し、世の中を変えたい方と働きたい」

我が社はユニークな「個」のチカラをもっとも大事にし、融合させ組織力として世の中に貢献したいと考えております。モノづくりが好きで新しいことに挑戦してみたい方、ライブ感溢れる大変な現場環境を誰もが感動する現場ステージに変えてみませんか?!社会インフラ構造物はスケールが大きく、感動します!国籍、老若男女問わず、目が輝いているやる気のある仲間を探しています!不器用でも構いません。

Coolにカッコよく!Creanに美しく!Creativeに未来を共に創りましょう!!!


PROFILE

高校卒業後は建築デザイン、服飾デザイン等アーティストの業界で8年間デザイナーとしての感性を磨き、2003年家業のトヨコーへ入社。
会社全体のブランディング、蘇生事業を発案して事業化、光事業の発案と事業化など、経営者視点とアーティストの感性を合わせて次々と新たなものを生み出し、当社のイノベーションを常にリードしてきた。独創性とやり抜く実現力がイノベーション・リーダーシップの源泉となっている。
写真は愛犬です!(笑)