SPECIAL INTERVIEWS

代表取締役 副社長
茂見 憲治郎

「トヨコーを世界企業へ」これが現在の僕の使命です。
冒頭の言葉は小渕恵三元首相が石碑に刻んだ言葉だそうです。政治的な意図は全くないのですが、今の自分の生きる指針にピッタリの言葉なので選ばせていただきました。

社会人生活のスタートは、ベンチャー支援を手弁当で行うところから

私は祖父が公認会計士だったことから公認会計士を目指して大学4年生の時に公認会計士2次試験に合格しました。ちょうどそのころはベンチャーブームで、大学時代の仲間が渋谷のビットバレーなどに出入りしたり、学生ながら起業したりしてました。そんな周囲の影響を受け、こうした仲間たちを助けられるような人になりたいと思うようになりました。

ちょうどそのころ、トーマツの静岡事務所が「ベンチャーサポートの組織を立ち上げた」という情報を知り、4年生の夏に静岡を訪れて学生バイトとして採用してもらいました。東京と静岡を往復しながら大学を卒業してそのままトーマツ静岡に入社し、立ち上がったばかりの「しずおかベンチャーサポート」にも関与する事になります。当時は会計監査とコンサルティングが業務の柱だったので、昼休みや夜、土日などの仕事の合間の時間で自分で経営者を回って手弁当でお客さん開拓や資金調達などを手伝う事から始めました。数年後、先輩のベンチャーサポートの責任者が退職後、後任として責任者を任せていただく事になり、その活動をベースに東京でトーマツベンチャーサポート(現在のDTVS)の立上げに携わる事になります。

延べ1000人の経営者の生き様から学ぶ

以来、2018年の2月にパートナーの立場でデロイトトーマツグループを去るまでの18年間、ベンチャー企業やオーナー企業の経営者支援に注力してきました。延べ1000人以上の経営者に個人的なご相談から事業計画や組織作り等の各種経営コンサルティング、無料相談やベンチャー支援等等、いろいろなステージ/業種/世代の経営者と一緒に仕事をすることで多くの体験から学んだ事例を持ち、またこれらを執筆やセミナー講師等を通してアウトプットする事で自分なりの経営理論が組みあがりました。
スタートアップ~ミドルクラスくらいまでの企業規模のオーナー経営者に向けたコンサルティングでは世界中のデロイトグループ25万人の専門家の中でもトップクラスの経験と実績を持っていたと思います。こうしたノウハウのほとんどは今までお付き合いのあった先輩経営者の方々から学んだものが軸になっています。

自分の人生を深く考えるきっかけとなった東北沿岸部の復興支援

ところで2011年3月に起こった東日本大震災については皆さんご存知かと思いますが、津波で深刻なダメージを負った釜石・大船渡・気仙沼等の沿岸部の経営者が苦難を乗り越えて大きく羽ばたこうとしている事はご存知でしょうか?切っ掛けとなったのは「東北未来創造イニシアティブ」の「人材育成道場」という取組です。
この取り組みに、メンターの一人として参画しました。震災でご家族や社員、人によっては工場そのものまで流されてしまうような経験までされた経営者が、自己と向き合い、震災を生き残った自分が残りの人生を何に費やすのか本気でぶつかり、悩み、その結果大きな目標を見つけてチャレンジを始めました。地域に新たなリーダーが誕生する瞬間です。 その過程で「残された人生、その生涯をかけてチャレンジする目標とは何ですか?」と繰り返し経営者へ問いかけました。そうして何人もの被災地の経営者に問いかける中で、「じゃあそういう自分はどうなんだ」と同じように自身にも問いかけることとなり、その後の人生を見直す大きな転機になりました。

トヨコーでの挑戦

大組織の一部で終えるより、残りの人生で大きな目標へのチャレンジを行いたい。とことん「経営者」にこだわり、個人コンサルタントとして生きていこう。そう考えてトーマツへ退職の旨を伝えようとしていた頃に「自分を最初の顧客にしてほしい、できれば同じ経営の立場で走ってほしい」と誘ってくれたのがトヨコー2代目社長の一晃さんでした。最初から代表取締役という共同経営者としての立場を用意して。
人生前半の集大成として、自ら共同経営者として責任を負ってトヨコーをグローバル企業へと育て上げよう、そう心に決めた瞬間でした。
まずは会社の軸となるビジョン・ミッションと5つの拘り、そしてビジョンを実現するための具体的な戦略を立案・可視化して経営の軸を定めました。また、ピラミッド型の組織図を廃止してフラットな組織への変更。人事制度も変えました。頑張ればリターンがある体制へ。これは上司の顔色ではなく会社のミッションにおける個人の役割を意識するように持っていくのが目的です。デザイナーとタッグを組んで企業ブランドづくりを推進し、丁寧にメディア対応していきました。5月には資本業務提携により2億を調達し、まだまだ事業開発のステージにあるCoolLaser事業を、すでに収益のあるSOSEI事業からの補給無しで推進できる体制としました。SOSEI事業での収益はSOSEI事業の成長に再投資していきます。
これからも、会社が大きく成長するためにこれまでの経験・人脈をフルに活かしてTOPスピードで走り続けます。
これから入社いただく方たちには、どんどん会社が変革していくダイナミズムを感じてもらいたいと思います。そして、遠慮なくチャレンジできる環境を活かしてぜひご自身の人生を掛けられる何かを見つけてもらいたい、そう願っています。


PROFILE

広島県出身 早稲田大学卒業
2018年2月までデロイトトーマツで公認会計士/パートナーとして法人経営の一旦を担うとともに、コンサルタントとしてベンチャー企業から東証1部上場企業まで、延べ1000人以上の経営者をサポートしてきた。
2018年3月より経営拡大のために副社長として経営全般を担当。
二児の父で趣味はサルサとスキー。